これがパタゴニアだーーーーーー!!!!!!

どーも。

あぁ、無事に帰国できるのだろうか…

次々に増えていく入国拒否に日々焦燥感に駆られているしゅーです。

専門家が入国拒否では感染拡大を止められないから隔離などの措置をしたほうが良いと言っているのに、どの国もとりあえずっていう感じに入国拒否していくから…

僕にとっては、アメリカが日本人に牙をむいたとき終わりの時だ。

どうか無事に帰国できますように…

さて、今回は前回に引き続き【パタゴニア編】だ。

今回の方は「これぞパタゴニア」という場所にばかり訪れている。

では、いってみよー!

1.国をまたぐパタゴニア

僕はパイネツアーを終えると翌日にはプエルトナタレスを後にしていた。

(意外とといえば失礼だが、立派なプエルトナタレスのバス停)

前回も書いた気がするが、パタゴニアはチリとアルゼンチンをまたぐ場所にある。

前回のパイネはチリ側の国立公園であった。

しかし、今回のパタゴニア観光においてチリ側で観光するのはここが最初で最後だ。

これから訪れるペリトモノレス氷河はアルゼンチン側、そのあと訪れるフィッツロイもアルゼンチン側である。

とまぁ、軽く位置関係の話をしたところで話を戻そう。

プエルトナタレスから氷河観光の拠点になっている町エル・カラファテまでの移動もバスを利用した。

今回、僕のパタゴニア観光において町から町の移動は全てバスを利用した、というよりバス以外の交通手段がなかった。

しかし、最初空港から3時間乗ったバスが2000円弱だったのに、今回1時間乗ったバスもこの後2時間のバスもなんで値段が変わらんの。

単純計算ではあるが、普通距離が短くなれば多少値段が安くなるのは当然だと思っていたのに…

そんなもやもやを抱えながら、バスに揺られ、エル・カラファテへと向かった。

これはアルゼンチンに入国してすぐの景色だ。

やばくないですか…なんかやばくないですか…

語彙力不足でうまく表現することができないが、これを長閑といわず何という…

ずっとこんな感じの景色が続くので、パタゴニアはどこまで行っても自然が、この雰囲気が魅力なんだと思い知らされた。

2.氷河は英語でGlacier

そして無事にエルカラファテ到着。

エルカラファテはいい感じに栄えており、街並みはヨーロッパを感じるところも少なくなかった。

栄えすぎていないのが、またいいんだな…

到着してから、とりあえずバス停近くに予約した宿に行き一息ついた。

一息ついた後に、翌日の氷河ツアーを予約しに行った。

ツアーの値段は2000円程。

パイネの5分の1の値段だわ。(まぁまぁ根に持つタイプ)

翌日になってバスに揺られ氷河へ向かった。

何十年も絶妙なバランスを保ってその場から1mも前後左右動かない巨大な氷河を実際に目の当たりにしたとき…

「すげぇ…」

の一言に尽きた。

テンション上がりまくって、一刻も早くこの感動を誰かと共有したいと思った。

しかし、隣に感動を共有する人なんて一人旅の僕にいるはずもなく、ただカメラに向かって喋った。

(パタゴニアからYouTube始めました。またブログにもリンク張っておくのでよかったらぜひ…)

カメラも広角でなければ、このように全体像を撮ることが難しい。

それほどデカい氷河が崩れる瞬間は言うまでもなく圧巻であった。

生まれて初めてこんなテレビで見るような自然が織りなす迫力あるシーンを生で見た。

日によってはなかなか崩れない日もあるそうだが、僕の日は天気も良く気温が上がった為何度も崩落シーンを見ることができた。

崩れる時の音は何かが爆発したのかと思ってしまうぐらいの爆音である…

小さな崩落は度々起きるものの、やはりいくら天気が良くても大きな崩落は早々見れない…

と思っていたのだが、運がいいことに4回か5回程見れてしまった。(笑)

こればかりは動画でしか伝えられないので、ぜひYouTubeに(笑)

(まぁ、まだ編集終わってないからアップできてないんですけど…)

今回このツアーの参加してみてはっきりしたことがある。

天気って大事!!!!!!(笑)

3.恐るべし!アルゼンチンビーフのポテンシャル

氷河のツアーを存分に楽しんで街に戻るとある人と再会した。

実はアフリカからパタゴニアに入ったとき、空港で日本人のたすくさんとお会いしていた。

お互い時間のない身だったため、一緒に行動はできなかったが訪れる町は同じだったので「どこかで会えたらいいですね」と言っていた。

そのあと訪れたすべての街でとりあえず再会は果たしていたのだが、今回のエルカラファテでは一緒に晩飯へ行くことになった。

さぁ、何を食べるか…

これに関してはアルゼンチンに来たら絶対食べておきたいものがあった。

それはアルゼンチンビーフである!!!!!!

ここ最近日本の輸入も可能になったこのアルゼンチンビーフ。

ステーキに詳しくない僕でもいろんな人に勧められると、さすがに食べずにはいられない。

何より安いんだー、まじで。

これで500円しないって…

逆に牛に同情してしまう値段である…(笑)

これが300円だで…

破格すぎるでしょう!!!

しかし、焼くのが面倒、そもそも宿にキッチンがないということで今回は少しいいレストランで食べることに。(笑)

正確な値段は忘れたが、外見の割には案外リーズナブルだった。

感想としては…

硬すぎた…w

正直部位が悪かった気がする…(笑)

たまたま筋の多い部分だったこともあり、食べきるのに苦労した。

一方で、たすくさんのものを一口頂くと、非常に柔らかった。

ぼくの頭でアルゼンチンビーフはたすくさんの方の肉の味を登録しておいた。

非常においしかった。

4.ついに来たぞ…!これこそがパタゴニア!!!

エル・カラファテには2泊した後、次なる町エル・チャルテンへと向かった。

エル・チャルテンはフィッツロイの麓にある町だ。

これまでの街と比べて少しだけ物価が高くなる。

特に宿、一泊2900円が最安値と知ったときは本気で野宿を考えたが、幸い残す旅もわずかだったので普通にその宿に泊まった。

長く旅していると、特に学生バックパッカーはじり貧の旅をしている人とたまに出会う。

全然ぼくもそうなる可能性はあったのだが、僕はヨーロッパが短かったこともあり意外と予算に余裕があったので運がいいことに無理な節約は不要であった。

しかし、キャンプするならば全然宿に泊まるより安くつく。

僕はシンプルに不慣れなキャンプを一人でするのが嫌だったので金に物を言わせただけである。

さぁ、エルチャルテンに訪れた目的はもちろんフィッツロイである。

フィッツロイは、かの有名なアウトドアブランドであるパタゴニアのロゴでモデルになった山である。

そう、山なのである。

このフィッツロイで有名なものは、朝焼けで赤く染まるシーンである。

しかし、このシーンを見るには登山の必要がある。

まぁ、ふもとからでも見れないことはないのだが、やはりせっかくなのだから綺麗に見たいではないか。

ということで、こんな僕も重い腰を上げてトレッキングに挑んだ。

拝みたいシーンは朝焼けということもあり、トレッキングはまだ全然真っ暗な深夜2時に開始した、一人で。

ひとりで!!!!!!!!

このトレッキング片道12キロ、時間にして片道4時間

もぉ、本当に…寒いし…寂しいし…暗くて道に迷うし…(遭難)

この旅で一番しんどかったかもしれない。

これも誰も話し相手がいなかったので、ひたすらカメラを回し続けた。

よかったら、YouTube見てほしい。

(てか、これに関してもYouTube見てもらったほうが絶対伝わる)

まぁ、これも編集何一つできていないのでアップできていないが。(笑)

アップ出来次第ここにもリンクを貼っておく。

Twitterでも通知するのでその時はよろしくお願いします。

話を戻そう。

そんなこんなでいろんな苦しみがあったが、なんとか登り切った。

正直天気がどうなのかはわからなかった。

天気を調べ、なんとなくここだなという天気がよさそうな日を選んで登るのが定石なのだが僕はしなかった。

なぜしなかったか…

理由は簡単だ。

天気がいい日を知ったところでその日まで悠長に待っている時間なんて僕にはなかったからだ。

それならば登った後のお楽しみとしたほうがきれいに見れた時の喜びが倍になるというものだろう。(まぁその分の精神的負担もすごかったが…)

時間がないといっても、僕に与えられたチャンスは2回あった。

今回がダメでもその日の夜もう一回チャレンジすればいいと思っていた。

しかし、これを2晩続けて行うのは嫌だという感情が頂上に近づくのに比例して膨らんでいった。

それと「こんだけ体力削って見れなかったらマジでどうしよう…」という不安も登るにつれて大きくなっていった。

それでも天気に関しては祈ることしかできないので、ひたすら祈り続け登った。

登り切るころには、薄明るくなっていた。

フィッツロイを登るにあたって有名なのだが、最後の1キロが異常にしんどい。

登頂推定時間4時間のうち、1時間が最後の1キロというのだ。

実際、僕は若く一人だったということもあり40分ちょいで登れたのだがしんどさは紛れもなく本物であった。

薄明るくなってきてる中、焦りつつ必死に登った。

なんか大袈裟に聞こえるかもしれないが、運動不足の身にとってこれほどきついものなかった…

頂上が見えると同時にフィッツロイの頭が見えた。

このとき普通に声を出して喜んでしまった。

頭が見えたということは天気がいいということだ。

もうそれを知ってからというもの、疲れなんて忘れて一気に登った。

登った先に待っていた景色は想像をはるかに超えていた。

わ、分かりにくいかな…

時間が進むごとにフィッツロイは見せる姿を変えていった。

徐々に赤く染まっていくフィッツロイに人々は僕含め全員見とれていた。

そして、フィッツロイが完全に赤く染まったとき、その時だけは疲れもここまでの苦労も心地よく感じた。

本当に一発で見ることができてよかった。

この時は本気で一度目で見れなかったら諦めてもいいと考えていた。

それほど僕にとってはしんどかった…(笑)

さぁ、無事にきれいに赤く染まったフィッツロイも見たのであとは帰るだけだ、帰るだけ、帰る…だけ????

冷静に考えて4時間かけて来たということは4時間かけて帰るということだ。

きっっっっっっっつい!!!!!!(笑)

まぁ、言うてても仕方ないのでトボトボ歩き出した。

結局帰りは5時間もかかった(笑)

行きは朝焼けに間に合うため、あまり休憩を取らずにぶっ飛ばしたが、帰りは30分歩いたら休憩をとっていたから、まぁ5時間という時間も不思議ではない(笑)

しかし、行きは暗くて本当に何も見えなかったが明るくなった帰りは絶景であった。

こんな道を歩いていたのかと帰りは感動していた。

そういった意味では帰りも楽しかった。

氷河もよかったが、やはり今回のパタゴニア観光においてのハイライトはフィッツロイに決定だ。

全体を通してパタゴニアは最高だった。

なんか人生に疲れたときに戻ってきたい場所ナンバーワンだ。

ラオスの時も言ったかもしれないが、今回更新されてしまった。

それほどパタゴニアの雰囲気は僕を惚れさせた。

この旅において本当に訪れてよかった場所の1つだ。

では今回はこの辺で。

次回は日本人に大人気のウユニ塩湖である。

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。