どーも、ついに帰国したしゅーです。
とはいっても、帰国してから既に4週間が過ぎようとしています。
いよいよコロナもやばくなってきましたね…
僕も帰国者の端くれとして、地元に早々と帰省してからは2週間自宅待機の日々を過ごし、引き続き引きこもりの日々を送っています。
久しぶりの帰省で、成人式もいけてない身としては地元の友達と会えないのは残念ですが今回ばかりは仕方ないですね。(笑)
さて今回はガラパゴスについてです
NHKの特番を見てガラパゴスを志してからはや1年。
こうも早くにガラパゴスを訪れることができるなんて1年前は思ってもみませんでしたが、実際に訪れることができて貴重な経験ができました。
実際に訪れてみて、ガラパゴスは動物好き、海好きにとっては天国のような場所でした!(笑)
では、今回もいってみよー!
1.イグアスからエクアドルへ
ブラジルはイグアスでみんなとお別れして、また一人旅に戻…らない!
ガラパゴスは地元の友達と合流することになっていた。
この旅初めて地元の友達が合流する。
もうドキドキワクワクが止まらなかった(笑)
しかし、実際の再会のシーンは非常に冷めたものであった。
僕の方が先にエクアドルの首都であるキトに到着。
僕は先に予約していた宿へチェックインして、友達の到着を待った。
しかし、いくら待っても友達は来ない…
その友達は長期休みの旅にちょくちょく海外へ行っているので、初海外というわけでもないことからあまり心配はしていなかったが23時を回っていよいよ心配になってきた。
場所も場所でキトという南米でも治安が不安視される地域であったことも心配を加速させた。
空港に到着したという連絡が21時前にあった。
空港から市内までは少し距離があり、一時間はかかる。
しかし、その時間を差し引いても少し遅い…
しかし、いくら心配をしたところで友達が瞬間移動できるようになるわけでもない。
時間を無駄にしまいと、ピザハットへピザを買いに行った。
今回のガラパゴスは僕が誘った。
フランスに旅行していた友達を呼び寄せる形でガラパゴス観光が実現した。
長旅をさせといて先に晩飯を食べるのはさすがの僕でも気が引けたので値は張るがピザのテイクアウトを選んだのだ。
さすがにピザハットから帰ってくるころには到着しているだろうと思った。
しかし、ピザを持って帰ってきた時にもまだ到着していない。
先ほど「先に食べるのは…」と言ったが、空腹も限界に近かった。
徐々に心配と空腹によるイラつきがせめぎあいだした。
そして、空腹によるイラつきが勝ちそうになった時友達から連絡が入った。
「ついた」
いやいや連絡できるんかーーーーーい!!!!!!!
僕基準で考えてしまい、勝手に海外では友達もWi-Fiなしでは携帯を使えないものだと思っていた。
それゆえ僕からもなにもコンタクトを取らなかった。
友達が遅れた理由としては時間が遅かったこともあり、バスがなかったらしい。
その結果、市内に到着してから宿まで歩いて来たというのだ。
そのせいで友達もまぁまぁ疲れており感動の再会という熱い展開には残念ながらならなかった。
僕自身、そんな熱い展開を望んではいたのだが空腹でそれどころじゃなかった。
翌日から予定を話し合って決めつつ、キトでダラダラ過ごした。
キトには計4日間ほど滞在し、ガラパゴスへと向かった。

キトもサクッと観光した。

キト観光はすべて友だち主導で行ったため、僕がどこを観光しているのか全然わかっていなかった(笑)
だから写真の場所もどこか分からない、しかしこの場所はキトのランドマーク的存在であるように感じたので恐らく有名な場所である。
「ここだけまるでハリーポッターの世界であった」という平々凡々な感想だけここに残しておこう。
2.入島
4日間キトに滞在した後、僕たちはキトからグアヤキルを経由してガラパゴスへ国内線で飛んだ。
過去にガラパゴスへ訪れた旅人さんたちのブログを拝見させていただくと、軒並みみなさんグアヤキルからガラパゴスに飛んでいる。
みなさんキトからよりも安いという理由であるので、僕も最初はグアヤキルから飛ぶ予定であったが念のために調べてみるとまさかのキトからの方が安かった。
やはり情報は疑ってみるべきだなと実感した。
特に航空券はその時々によって値段は大幅に変わるから。
念のため言っておくが、これは先人たちが残してくれたブログへ文句を言っているのではない。
これはこちらの問題である。
むしろ行く先々でブログで記録を残してくれることには感謝してもしきれない。
何度先人たちの情報ブログに助けられたか…
ということで、僕たちはキトからガラパゴスへ飛んだ。

ガラパゴス諸島はエクアドル領であり、飛行機も国内線だがビザ的なものを発行する必要がある。
入島料20ドルを支払ってこのような書類を発行してもらう。

さぁ、ガラパゴスについに降臨!

さすがガラパゴス、荷物検査もしっかりしておる。
そりゃそうか、観光客の僕たちがガラパゴスの貴重な生態系を壊した日には取り返しがつかない。
そして、イミグレで入島料(?)100ドルをここでも払う必要がある。
これらのお金は島の維持費などに使われるらしい。
高いなと感じる人がほとんどだと思うが、近年ガラパゴスにおいて入島料からすべて値上げしてきている。
去年までは無料であったボートでの移動も今年はその都度1ドル必要であった。
そして100ドルの入島料も近いうちに倍近く値上げすると言われている。
何が言いたいか…
高いからといって行きたい気持ちを押し殺しているともっと行きにくくなるぞ!
ということだ。
行きたい人はなるべく早めに行こう。
3.暑さに気づかされたもの
空港から出ると本当に自然以外何もない。

ここからシャトルバスで港まで行き、島を移る。
僕たちが到着したバルトラ島という島は空港以外何もない(?)島である。
島を移る際に使うボート、3分ぐらいしか乗らないので去年までは無料であったらしい。
しかし、今年から50セント徴収され始めた。

まぁあるあるではあるのだが、海外のこういう乗り合いの乗り物では満席になるまで出発することはない。
僕たちは空港から出る一発目のシャトルバスに乗れたので一番最初にこのボートに乗った。
一番最初に乗ったということは一番長く待たなければいけないということだ。
かれこれ乗り込んでから30分ほど待ってようやく出発した。
出発したのはいいのだが、僕の精神状態はお世辞にもよかったとは言えなかった。
キトは標高が高かったこともあり、比較的涼しかった。
しかし、ガラパゴスは違った。
ゆうに30度を超える灼熱であったのだ。
暑いのが苦手な僕にとってこれ以上の地獄はなかった。
比較的お喋りの僕だが、暑いと喋るのが億劫になってしまう。
いつもは一人旅なので特に影響はないのだが、今回は違う。
友だちがいるのに突然無口になる僕。
友だちからすれば、「なぜ急に不機嫌に…」と思って当然である。
しかし、付き合いの長い友達は僕が暑さに参っていると察してくれた上で特に触れることなく無言を友達も貫いてくれる。
僕からすればありがたいかぎりである。(本当に申し訳なかったと今思う…)
このような理解ある友達を大切にしていかなければと無口なりに僕は感じていた。
「友だちだから察してくれて当たり前」ではなく、友達が我慢してくれていることを忘れずにいたい。
キレイごとに聞こえるかもしれないが、大切なものを失う前に気づく努力はいつ何時も忘れずにいたい。
さて無言のまま、バルトラ島からサンタクルス島へ。
4.世界観
サンタクルス島に入った途端、ガラパゴス感があふれた。

ここまでアシカたちと距離を詰めたのは初めてである。(友人O氏撮影)
水族館で見るアシカたちとはやはり一味違っているように見えた。
ガラパゴスのアシカたちは心なしか「人間なぞにくだってたまるものか」という感じに見えた。

ガラパゴスでは基本的に人間が譲って当たり前の世界であった。
まぁ、売り物の魚たちを横取りしようとする動物たちには地元の人も容赦なかったが、それ以外の日常の場面で動物を追い払っているシーンを見ることはなかった。
例えば…

ベンチも人間アシカ関係なく早い者勝ちであるし…

レストランの椅子でさえ、アシカが寝ていればどかす人はもちろん、起こす人さえいない。
こんな光景が町のいたるところに広がっている。
なんてピースフルな島なんだぁぁぁぁぁぁ!
まぁ、アシカは英語でsea Lionというぐらいであるから地元の人でもかまれると危険だからそもそも近づきがたいという理由もあるのだが…(笑)
アシカのほかにもガラパゴス特有の動物はたくさんいた。

イグアナ。(友人O氏撮影)

ペリカン。
この類のイグアナやペリカンはアシカ同様島のいたるところに存在する。
やはりガラパゴスの動物たちが織りなす世界観はピースフルであった。
5.海は嫌いだ
ガラパゴスではダイビングやシュノーケリングなど海関係のアクティビティが豊富にある。
海好き、動物好きの人からしたらガラパゴスの海は最高の条件だと思う。
海の透明度は抜群だし、アシカやイグアナだけではなく高確率でウミガメやマンタなどにも出会える。
ダイバーにとってこれほど好条件の海は世界を見ても数少ないだろう。
そんな海を前にして僕は入らなかった。
先ほどの話は海好きであれば…の話である。
動物は嫌いではないが、肝心の海があまり好きではない。
理由は僕の肌にある。
個人的な話になってしまうが、僕はアトピーを患っている。
(タンザニアの日記で書いた気がするな…w)
ゆえに肌がよく荒れる。
特にガラパゴスを訪れたときは肌荒れがひどかった。
そんな状態で海に入ると、塩が傷口にしみてもう生き地獄である。
このような理由から海が好きになれず、川の方が好きであるというわけだ。
しかし、ガラパゴスにおいて海に入らずとも観光はいかようにも出来る。
サンタクルス島ではダーウィン研究所を訪れた。

研究施設がどこまでを指すのかわからないが、建物の中の展示だけで言うならば想像していたより規模は小さかったというのが本音だ。

(これ等身大なのか…?ダーウィンデカくね…?)
まぁ僕自身身長が172㎝と全然デカいほうではないのだが。
研究所ではこれぐらいの写真ぐらいしか撮れなかった。
他にはウミガメの解説やガラパゴスの生態系についての解説がされている。
他にはイザベラ島へツアーで訪れた。
滞在ももちろんできるのだが、僕たちはワンデイツアーでいいかなと思ったのでツアーに参加した。
ツアー代は昼食込みでぎりぎりまで値切って100ドルであった。
イザベラ島はガラパゴス諸島の中で一番アシカが多いと言われている島である、たぶん。
最初に載せた写真もイザベラ島で撮った写真である。
イザベラ島のベンチはもれなくアシカに占拠されている。

イグアナもうじゃうじゃいる。
しかし、意外に近くで見てみるとかわいげのある顔をしている。
ガラパゴスの動物たちは基本的におとなしいので誰でもかわいく思えてくるはずだ。

こちらの写真も友人O氏撮影である。
かわいいでしょ、イグアナ。
何を考えているかわからないこの顔。
他にはガラパゴスの固有種であるこんな鳥もイザベラ島では見ることができた。

(友人O氏撮影)
たしか名前は「アオアシカツオドリ」というものであった気がする。
名前の通り青い足が特徴であるのだが、この写真では少しわかりづらい。
こんなものもイザベラ島にはあった。

(撮影O氏)
天然のイグアナゾンビである。
こんなにきれいに乾燥することなんてあるんですね(笑)
ゾウガメの保護施設にも訪れた。

やはりゾウガメというだけあって大きさは規格外であった。
全てのカメに番号やしるしが振られていてしっかりとした管理体制が敷かれていた。
ゾウガメを守るため、管理のためと分かっていても番号や印はすこし残念だった。
番号と一緒に名前を仮でもいいからつけてあげてほしいな…なんて庶民の感覚で感じた。
まぁ、これは倫理観の問題であって実用的かどうかと言われれば実用的ではないのだろう。
大雑把ではあるが、これがイザベラ島1dayツアーの内容である。
それ以降の滞在はツアーなどに参加したりすることはなく、個々に島を散策した。

散策中、適当に進んでいた道が島のトレッキングコースで、気づいたら本来はツアーで行くであろう島の裏側にたどり着いたりした。

島の裏側では波が非常に高く海水浴は難しそうであったが、さながらプライベートビーチのようであった。
今回の旅において訪れてみたい場所ランキングでかなり上位に食い込んできていた【ガラパゴス】。
実際に訪れてみて感じたことは、
確実にガラパゴスはここだな
ということだ。
意味が分からない?
大丈夫、僕自身伝わると思っていない。(もちろん伝えようとは努力した)
残念ながら半年旅したからと言って言語化能力が急激に上昇するわけではなかったようだ。
ガラパゴスは特有の生態系を持ち、特有の雰囲気があった。
ここでは‟特有”というワードがポイントであろう。
これまで訪れた地域と比べて、明らかにガラパゴスは特別であった。
僕がこれまで過ごしてきた人間を中心に回る世界とは違い、自然・動物を中心に回る世界、それがガラパゴスであった。
これまで訪れた国の中にも自然豊かな国はたくさんあった。
それこそアフリカなどはイメージ通り野生の多種多様な動物がたくさん存在したし、緑も豊かであった。
しかし、やはりそのような国でも中国の重機が稼働している場所があり開発に国が力を入れているのは一目瞭然であった。
それと比べガラパゴスは地元の人が生活する最低限のエリア以外は手を付けていなかったように思える。(まぁ貴重な世界遺産であるから保護されている側面も大いに関係していると思うが…)
まぁ、理由はどうであれ空港の検疫から始まり島の人たちも徹底的に自然へ害を加えないように生活をしている様子はこれまでの僕の日常からは想像できなかった。
アシカやイグアナを見てガラパゴスを感じたことも事実だが、ガラパゴス特有の雰囲気がガラパゴスに今いるんだなと感じた最大の要因であろう。
まぁ、読み手からしたらその雰囲気をその伝えるのがお前の役目だろと思うかもしれないが申し訳ない。
僕なりにこれまでの文章で伝えたつもりではあるのだが…
これ以上は…無理…(笑)
ガラパゴスいいなぁ…と思いながら、距離や費用面から地団駄を踏んでしまっている人は少なくないはずだ。
訪れてみた僕から言えることはただ一つだ。
値上げする前に行こう!
恐らくこれから値上げは止まらないだろう。
もうこんなに値上げしているのか…と諦めかけていると、また値上げするということもありうる。
ガラパゴスはいいぞぉ(笑)
勇気とお金を出してぜひ行ってみてほしい。
では、今回はこの辺で。
次回は最後の国【メキシコ編】である。