シェムリアップからプノンペン~いろいろとカオスな寝台バス~

どーも!

徐々に旅のペースが上がってきたしゅーです!今はタイ チェンマイにいます!

まぁ、旅なんてものはゆっくりのんびりするのが良かったりするんですが…

休学の半分を超老舗旅館で社員として過ごしたり、留学したりしていたので実質旅の期間は半年と超短いんですよね。(世界一周を半年はほぼ不可能)

だから、今回の旅に関してはスピードも少しばかりは気にしないといけないというのが実情です(笑)

今日はシェムリアップにあるアンコールワットを満喫したその日のうちに弾丸でプノンペンへ少し変わった寝台バスで移動した話をします!

では、いってみよう!

超弾丸!!14時間のアンコールワットツアーからそのまま7時間かけプノンペンへ!!!!

前回の記事を読んでくれた人はお分かりいただけると思うが僕は非常に疲弊していた。

https://syuuya.com/アンコールワット遺跡群に驚き続けた%ef%bc%91日%e3%80%80%e3%80%80%e3%80%80/
まだ読んでない人はこちらをちらっと覗くだけで十分に僕の疲労度がわかると思います(笑)

そんな疲弊している僕が下した決断は、その日のうちにプノンペンへ移動するといったとんでもないものだった。

この判断について特に理由はない。

BLANKさんのゲストハウスでもう一泊、回復してから移動しても全然よかった。

これに関しては完全に情に流されたとしか言いようがない。

「せっかくできた友達ともう少し一緒に旅をしたい」

これに尽きる。

アンコールワットツアー中に友達に今後の予定を聞くと今日中にプノンペンの方に移動するというものだからすごく悩んだ。

悩んだ末に出した答えが、体調が崩れないことを祈り今夜友達と寝台バスに揺られることであった。

ツアーが終わり次第早々にチケットを手配するため、チケット会社に向かった。

長距離バスだけど当日でも予約できるのか、予約できても友達と同じ便を取れるのかと心配していたがこれらの心配は杞憂に終わった。

滞りなく手配は完了した。

席についても、「友達と隣の方がいいよね?」とバス自体がかなり空いている様子だった。

あとからこの質問の本当の意味を知ることになる…

問題なく手続きできた僕は安心し、宿に戻り晩飯を済ませ身支度を始めた。

この時点で時刻は午後8時。

チケット会社からは22時半に宿の方へピックアップがあると聞かされていた。

10分前になっても来ない場合は連絡してくれとのこと。

・・・・・22時20分

まぁ、海外ってこんなもん。

むしろ予定の10分前に来ること自体が奇跡。

時間通りに来ることさえまれなのに。

でも、一応電話をしてくれと言われているので「今向かってる!!!!!!」と言われる覚悟の上電話。

つ、つながらない!!!!

まさか…そっちのパターンか⁉

と思ったが、3回目で繋がった(笑)

英語で今どこか、何時に来るのかを質問したが…

なんと返答なしで2つ目の質問が終わる前に食い気味で切られた。

一瞬イラっとしたが、自分の発音が悪いせいで相手が困ったのだと無理やり納得した。(現地語でもいいから何か言ってほしかった…)

改めて落ち着いて電話をすると同じ人が対応してくれた。

今度は粘ってくれるが案の定、英語がわからないようだった。

男の人に代わり、改めて質問をすると悪びれることもなく当然かのように23時に行くといった。

まぁ、全然許容範囲だ。

数十分後に無事ピックアップされ、バス停に到着。

これまた味があるバス停だった

何かしらのVRゲームを楽しめるような、動き出すような椅子だ。

豪華なのか、質素なのか…

正直いまいちVR用という例えが自分でもピンとこない…

そこでバスを待ち、少し遅れてバスが到着。

この旅初めての寝台バスでの移動だ。

ワクワクしていたのも束の間、乗り込んで目に入った光景に息をのんだ。

「大人の男が1畳のスペースに2人寝とるくね?」

まぁ、この人たちが超仲いいだけなのかもしれない・・・

まじかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!

完全な誤算…

あの時の「友達は隣の方がいいよね?」は「隣で寝たほうが良いよね?」の意味だったのか…

確かにこれが知らない人だったらもっとしんどいけど…

しかも全然空いてない、なんなら満席。

もれなく1つ1畳サイズのベットに大人2人が寝ている…

通路を挟んだ隣のベッドは
手をのばさずに撮ってもこの距離感
伝われぇぇぇ…
奥にもう一人いるんだよぉ…

アンコールワットの疲れを癒すどころか残り少ない体力を削る必要があるかもしれない。

なんてことを考えていたが、アンコールワット遺跡群で蓄積した僕たちの疲労は想像以上のものだった。

乗り込んで2人とも最初こそぶつぶつ言っていたが、10分後には爆睡。

恐るべし、アンコールワットツアー!

しかし、今回に関してはここまで疲れさせてくれたことに感謝だ(笑)

眠れなかったら7時間の移動はこれ以上に地獄だっただろう。

世界一しつこい目覚まし!!!!止めることは不可能!?

疲れのおかげで寝つきこそ良かったが、目覚めはこれ以上ない最悪なものだった。

朝4時半、ニワトリの鳴き声が一定のリズムで響きだした。

最初はだれかの目覚ましだと思った。

むしろ、この時はこれ以外の可能性を考えられなかった。

しかし、一時間後衝撃の事実が発覚する。

5分…10分…時間がたつごとに鳴き声のスパンが短くなっていった。

目覚ましをセットした人が起きれず、スヌーズにでも切り替わっているのだろう。

僕もよくあるから文句を言えるたちじゃない。

最初は気にせず眠り続けたが、30分なり続け再度眠りにつくことは不可能になった。

みんなが考えている10倍は爆音だ。

もちろん友達も起きていた。

「なにごと?」

こっちが知りたいぐらいだ。

まるで本物のニワトリを連れてきているような感じだった。

寝起きから時間が経ち意識もはっきりしてきた。

意味もなくアラームの音に耳を澄ませていた。

ふと、微妙な違和感を感じた。

なんか毎度毎度音質変わってね?

さすがに海外産の携帯だからと言って現代でそこまでお粗末なものがあるとは思えない。

ということはだ…

考えられる可能性は一つしかなくない?

いや、まさか(笑)

そんな自問自答していたら、バスが止まった。

着いた場所はバス停ではなく、なにやらいっしょに運んできた荷物を下ろすらしい。

すると、スタッフがこちらに来てバスの後部にある2つのベットに敷き詰められた段ボールを床に滑らせ前方に構えるもう一人のスタッフへ華麗にパス。

おぉぉ👏なんて思っていたら一つの段ボールが突然鳴いた。

確かに鳴いたのだ…

コゲッ…コッ…

まさか(笑)のまさかが的中したのだ。

これを皮切りに、各段ボールから鳴き声があふれ出した!!!!!!

あぁぁぁぁぁ、まじかぁ。

そりゃ、だれも止められんわな。

天然物やからな。

ということは、恐らくベッド2台を占領していた段ボールの中身は全てニワトリ。

数十羽のニワトリと7時間、一夜を共にしてたんか(笑)

だからといって、アレルギーがあるわけでもなく眠れなかったわけでもないので特に大きな問題なかったのだが。

運び出される段ボールを見ていたら、謎に鳥肌が…(笑)

段ボールの中身が生き物のわりには扱いが雑過ぎん?とこんなせまい箱に入れられてたニワトリにも少しばかり同情した。

調べた感じ、シェムリアップからプノンペンへ移動した人たちのブログからこのような情報は得られなかった。

先人からすればこの程度のことはブログで書くほどでもなかったのか…

もしくは、僕たちの(先に予約していた友達の)運が無かっただけなのか…

定かではないが、僕たちからすればなかなかボリューミーな移動となった。

疲れが取れたのか、より疲れたのか…わからん(笑)

次回はプノンペンにて肌身で感じたカンボジアの暗い歴史について書かせてもらいます。

ここまで読んでくださりありがとうございました!

P.S.これからプノンペンへシェムリアップから移動する人へ

バスの数はたくさんあるのでバス選びの際はしっかりリサーチしてネットで予約するか

オフィスで直接買う際はスタッフにバスのタイプをしつこく確認しましょう!(笑)

ネットで買う際は日本語表記もあり、時と場合によりますが基本的にお手頃価格なチケットが見つけられるこちらのサイトを参考にしてみてください!

https://12go.asia/jp/travel/siem-reap/phnom-penh