どーーーーも!
次に訪れる予定であるケニア行きのバスがいよいよ見つからず、少し焦り始めているしゅーです。
なぜ焦っているかというと年越しをケニアのサファリで過ごす予定で、今日の日付は12月27日。
しかも、今回はいつものようにずっと一人というわけではなくケニアで一緒に年を越そうと誘ってくれた神様が三人程いらっしゃるので遅れるわけにはいかないのです。
明日にはルワンダを出ないと結構ギリギリになっちゃう…。
だから、今日は身を粉にしてバスを見つけ出し、チケットを手配したいと思います(笑)
順調にいけば、この記事が更新されているころに僕はケニアにいることでしょう。
( I hope so…)
さて、今回は‟スタディツアーSTART”も5日目に突入です。
まじで楽しい時間って過ぎるのが早すぎる。
楽しいだけでなく、毎日人生の先輩方からいろんな話を聞けてたので充実度が飛びぬけて高かったなと今思います。
では、5日目の日程を簡単に説明します。
1.ムランビ虐殺記念館訪問
2.フイエマウンテンコーヒーツアー
3.ラム肉を食す
基本的に活動は明日の6日目までで7日目はフリータイムをすごし、タケさんの見送りでツアーは終了です。
したがって、次回がこの‟スタディツアーSTART”編の最終回ですね。
では、今日もいってみよー!
1.初めて嗅いだリアルな骨のにおい
5日目の朝は、これまでと比べ物のならないぐらい早かった。
起床は5時半、出発は6時。
その理由は今日訪れる場所にあった。
今日訪れるムランビ虐殺記念館とコーヒーツアーが行われる場所はルワンダの南部県に位置している。
僕たちが滞在しているキミフルラという場所から車で4時間かかる。
したがって、この出発時間ということだ。
まぁ、なんとか朝起きることができて無事‟ムランビ虐殺記念館”に着いた。
この虐殺記念館では、前回のキガリ虐殺記念館とは打って変わって展示品があった。
それもまたインパクト絶大のもの…
それは被害者たちの遺体の数々だ。
被害者が着ていた衣服などはこれまでカンボジアでも見かけることはあったが、遺体そのものを展示しているのは初めてだ。
カンボジアでは多くの骨が納骨堂に納められる形で展示されていたが、ここは肉付き(皮付きといったほうがいいのか…)の遺体も展示されていた。
現在進行形で死因を探るために手入れがされていたりする遺体が特別なケースに入れられて20人分部屋に収められているのだ。
簡単に言えばミイラのような形だ、しかし包帯にくるめられているわけではない。
部屋に入った瞬間、今まで嗅いだことのない匂いが鼻を突いた。
薬品の臭いか、遺体の臭いか…
展示されている遺体そのものは、言うまでもなくショッキングなものであった。
なんでこんな形で展示するのか、埋葬してあげたほうが良いのでないかとも感じたが、この形の展示だからこそ現実味を帯びた虐殺の凄惨さを肌身で感じることができた。
他に感じたことと言えば、白骨化していても何かしらケースに納めたほうが良いのではないかということだ。
というのも、先ほど説明した20人分の遺体とは別に恐らく100体以上の白骨化遺体が何部屋にもわたって展示されていたのだが、すべてむき出しなのだったのだ。
(遺体や骨を展示のためケースに納めることは道徳的にこの国ではNGなことなのか…?とさえ感じた)
骨だけでまとめられているのもあるし、人の形で残された白骨化遺体もあった。
振り返るときに背負っているリュックが遺体にあたってしまわないか、びくびくしてしまう。
それぐらいの距離感だったのだ。
何か特別な理由があったりするかもしれないし、僕のような者が学ぶために展示してくれているのも分かっているが僕個人としては、きちんと埋葬してあげてほしい。
やはり歴史的遺産は後世に残し続けていく必要があるが、遺体に関しては極力葬ってあげるのが良いのでないかと感じた。
今回の場合、20体の遺体に関しては世にはあまりない形での展示方法で、虐殺の凄惨さを語るには貴重な資料ではあったが、ほかの100体以上の白骨化遺体に関しては過多であると感じたし、せめてなにかケースに納めてあげるべきだと強く思った。
ここでも虐殺のことについてはもちろん学んだが、一番印象に残ったことは上記の通りだ。
2.ハードワークの末に見た絶景
さぁ、メンタルを削っての勉強の後は体力を削っての勉強だ(笑)(大袈裟であることは重々承知だ)
続いては、コーヒーツアーである。
ルワンダの名産であるコーヒー農業について学ぼうということだ。
ツアーというぐらいだから、もちろんおいしいコーヒー飲んで‟はい、おしまい”というわけではない。
コーヒーの由来から勉強し、収穫方法から焙煎、すべての行程を学ぶのがこのツアーである。
ツアー名に‟マウンテン”と入っているぐらいだから軽いトレッキングもある。
さて、‟軽い“…果たして本当に軽かったのか?
否!!!!!!
完全に運動不足の僕にとってあのトレッキングは結構…いやかなりきつかった。
しかし、同じく参加している年上のタケさんがカメラを構えながら、弱音を吐くこともなくガンガン登っていくのを見ると、一回りも歳が若い僕が弱音なんて吐けるはずもなかった。
だから、僕は必死にポーカーフェイスを装いながら山を登った。
途中地点で何度かコーヒーについてガイドのエリックさんから説明があったが、体力の回復と息を整えるのに必死だったことはここだけの秘密だ。
(当然説明も聞いていた、あくまで同時進行での話だ)
体力面以外で問題があったとするならば、僕の‟英語力”であろうか・・・
このコーヒーツアーに限ったことではないが、説明は基本的に英語だ。
現地語ではなく、英語であるだけマシなのだが、なんせ僕の耳が悪い。
エリックさんの英語においていかれる時がしばしばあった。
一方で、タケさんは完璧に理解していたようだった。
ここで「英語を使うとき日本人がやりがちだけどやってはいけないことランキング」なるものがあったとすれば、必ず上位にランクインでするであろうことを例に漏れることなく僕もやってしまった。
それは…
知ったかぶり!!!!
もしくは…
分かったふり!!!!!!
とも言う。
まぁ、英語初心者のうちはやりがちだよねーって感じだ。
ここ最近英語を使うことに慣れてきて、減ってきてはいたのだが、隣にハイスペックお兄さんことタケさんがいたことで無意識に怖気づいていたのかもしれない。
しかし、それでもガイドのエリックさんがしてくれた説明はとても分かりやすいものであったことは間違いない。
ここは強調しておきたい、なによりエリックさんの名誉のために。
1時間ほど説明込みでトレッキングした先に待っていた景色は特別なものであった。
まず、ルワンダ自体が標高の高い国なので一時間ほど登るだけで、十分綺麗な景色が見られるのだ。
(極論登らなくても、移動中に何度も素晴らしい景色が見られたのだが…これは言わない約束だったよね)
小さな驚きは、コーヒー豆は直接食べてもおいしかったことだ。
なんなら、ミンティアのような眠気覚ましタブレットよりも眠気が吹き飛ぶ気がする。
この感想をタケさんに言うとなんとも冷静に最適解というものを突き付けられた。
「一応、カフェイン中毒というものがあるので気を付けて」
まったくもってその通り、ぐうの音も出なかった。
このツアーでも道中にたくさんの現地の人と交流が出来た。
(こっちから適当に寄って行っただけなのだが…)
景色に心を洗われ、人に心を潤されたツアーであった。
3.羊の肉はうめぇぞ
コーヒーツアーが終わって、4時間かけてまたキガリまで帰った。
行きの4時間は朝が早かったこともあり、寝ていたのだが帰りはちがった。
博識で教養のあるタケさんにずっとキャリア相談をしてもらった。
4時間のキャリア相談て何wwwwww
とは、僕でも思う。
どんだけ迷える子羊なのだと自分にあきれる。
その時はキャリア相談なんてしているつもりもなかったし、ただ何気なく会話しているだけのつもりだった。
しかし、今思い返すと一方的に僕が質問していたし、質問の内容も将来のことについてが多かったように思えるのだ。
だから、今‟キャリア相談”と言っている。(笑)
何よりすごいことは、ぼくの曖昧な質問にも無知ゆえの質問にももれなくすべて答えたタケさんの引き出しの多さだ。
帰りの4時間、僕から質問したにも関わらずずっと感動していた。
質問攻めの4時間が終わりキガリに帰ってきて、晩御飯何食べると言う話になった。
宿のスタッフからラム肉の店を勧められたので僕たちはその店へ向かった。
想像以上にボリューミーで美味だった。
一瞬、コーヒーツアーの道中で多く見かけた羊たちを思い出したが美味しくいただいた。
料理されてしまったものは仕方がないし、命は命をもってでしか繋げることができないのだと自分を無理やりにでも納得させた。
非常においしかった。
ごちそうさまでした。
5日目はこうしてラム肉で幕を閉じた。
さぁ、いよいよ次回が最終回である。
次回は6&7日目~なんかすごいセンチメンタル~。
最後まで読んでいただきありがとうございました。