ケニアの動物たちと集いし7人の日本人

どーも。

アフリカにてWi-Fiがダメダメ宿にあたりすぎて嫌気がさしているしゅーです。

今宿泊しているナミビアの宿は久しぶりにパソコンがいじれるWi-Fi環境なので、ここらでケニアでの年越しの様子を投稿しておきたいと思います。

場所はマサイマラ国立保護区、ケニアのサファリといえばという場所です。

いやぁ、最初に言っとくとまじで最高だった(笑)

では、いってみよう!

1.ケニアはナイロビに集った7人のJAPANESE

正直、年越しをどう過ごすかはこの旅において一番と言っても過言ではないほど気にかけていた。

そんな時に前回書いたようにTwitterで‟鬼さん”という人物が連絡をくれたことがきっかけで、年越しはケニアはナイロビで過ごすことが決まった。

僕と合流する前に鬼さんは他に2人の日本人と行動を共にしていた。

それが‟こばさん”と‟あつさん”だ。

聞くと、この三人組は92年組で同世代、つまり僕と7歳差だ。

日本で暮らしていると、7つも離れていることだけで少し敬遠してしまいそうだが、話してみると旅しているこの世代はみんな迷っている(らしい)という共通点を持ち、童心も忘れていないので意外と簡単に打ち明けられる(笑)

この三人に加えて、もう三人たまたま宿で出会った日本人も合流した。

1人は僕と比較的同世代の学生(言うても2つ上の先輩)だが、後2人は20代後半と30代とバリバリの人生の先輩だ。

僕が一番年下ということになる。

だから、始まる前は少し肩身狭い年越しになるかもと心配していたが杞憂に終わった。

僕というより他のみんなのノリが圧倒的に若かったというのが正しいだろう。

学生の方(まこっちゃん)は当日合流だったので、僕含め他6人のメンバーは前夜トランプをして前夜祭なるものを行った。

左から‟鬼さん”‟あつしさん‟こうやさん”僕を挟んで‟けいさん”最後は‟こばさん”

2.動物たちを求め、サファリへいざゆかん

いよいよ出発!

正直年越しを海外でするということも信じられなかったし、ケニアのサファリということも全然実感がなかった。

実感わかぬまま、2019年大晦日の朝八時マサイマラ国立保護区へとナイロビを出発。

(日本じゃあまり見かけないどこまでも続く一本道)

案外、移動がハードだった(笑)

舗装されていない道はもうバウンド地獄。

(鬼さんの旅人感半端ねぇ、ていうか、ひげ)

朝の八時過ぎに出発して到着したのは16時。

(道中にみんなでビュッフェ)
(一番手前が学生の‟まこっちゃんである)

到着してから少し休憩してサンセットサファリに出かけた。

(想像していた5倍よかったロッジ)

正直サファリ初日、理由はないがそこまで期待していなかった。

まじで理由はない。

なんとなく日がたつごとに動物が増えていくイメージだった。

しかし、もちろんサファリは演出もなければ行程もない。

見れるときは見れるし、見れないときはとことん見れない。

初日だからと言ってどうこうといった問題ではない。

すべては運だと知った。

結果的に初日から多くの動物を見ることができた

当然だが、何においても一番最初が一番感動するものだ。

シマウマに感動しインパラに感動し、見るもの全てに感動した。

僕のイメージではサファリにおいて動物はまばらにいるものだった。

(どーも、固定概念ガチガチ男です)

実際に何もいない場所もあったが、長くて15分車を走らせると何かしらには遭遇できた。

(カメラの外カメが調子悪すぎて、人生で一番内カメ使ったと思う)
(インパラの大量発生、これも内カメ)

しかし、目撃できたのは終始インパラとシマウマ。

遠目でゾウなどもいたが、「あ、ゾウ」といった感じ。

しかしそんな中でも「まぁ、初日にしては見れたほうだろう」と宿に引き返している時、大物が現れた。

そう、これがいわゆる…

チ―――――タ―――――――である。

初日にまさかビッグ5と言われる動物をこんな間近で見ることができるなんて思わなかった。

しかも、これ内カメだぜ?

確認するまでどんな感じで撮れているのか、最悪被写体が収まっていない可能性もある中でのこの写真。

ナイス俺。

3.歌って踊ってみんなで祝う大晦日

チーターを見てみんなご満悦で宿に戻った。

そして、その夜は大晦日。

正直、大晦日感はゼロであった。

時たま、口々に「あ、もうガキ使始まってるねー」「大晦日かぁ…早いなぁ…」と呟く。

大晦日感はゼロであったがこのように意識しないわけにもいかず、晩飯を食べながら、みんなそれぞれ適当に2019年を振り返った。

年越しをケニアでしているまぁまぁぶっ飛んでる人たちということもあって、話を聞いているだけで面白かった。

*もちろん”いい意味”でぶっ飛んでる人たち

そして、0時に近づくにつれて現地の人やほかの宿泊者も盛り上がっていく。

with地元の子供たち(コバさん撮影)

みんなが焚火を囲んで踊りだしたのを見て、僕たちも混ぜてもらった。

火を囲んで踊るなんて…

なんか…

アフリカンだなーーーー!!!!!!(笑)

踊っているうちに0時を迎える10秒前。

例に漏れることなくカウントダウンをして、めでたくみんな揃って年越し。

こうして書くと、いまいちその場の熱量というか雰囲気みたいなものがうまく伝えられない。

うまく伝えることができない自分の文章力、表現力なるものを恨めしく思うがこれだけは確実に言える。

これまでで、そして向こう十年、トップ3には確実に入る最高の年越しであった。

年越しした後は余韻に浸ることもなく案外さっぱりみんな寝床に着いた。

道が悪い中での長距離移動、そのままサンセットサファリ。

極めつけに歌って踊ったのだ、そりゃ疲れるわな。(笑)

2019年の大みそかはこれまでにないぐらい忙しく、濃密なものとなった。

本当に鬼さんたち誘ってくれてありがとう泣。

4.さぁ、一狩りいこうぜ

当然だが、この‟狩り”というものは【殺る】のではなく【撮る】という意味合いである。

二泊三日のこのツアー。

実質2日目の今日がサファリ最終日だ。

3日目はマサイ族を訪問してすぐ帰路につく、サファリの予定はない。

そんなこともあって、僕は俄然気合をいれて2日目サファリに臨んだ。

まぁ、僕が気合を入れたところで動物がぴょんぴょん出てくるわけでも無いのだが。

加えて、僕の手持ちカメラはGoproと携帯の内カメだ。

サファリにおいて役立たずこの上なし。

写真は割り切って、一眼を持っているメンバーにお願いし、僕は目に焼き付けることに集中させてもらった(笑)

よって、これから使う写真は全て自分で撮ったものではない。(笑)

そこのところはよろしくです…

実質最終日の今日、どれだけの動物が見られるのか、特にビッグ5と言われる動物達にはぜひともお目にかかりたい。

そんな事を考えながらいざ出発!

サファリの朝は早い(撮影コバさん)

朝の7時に出発ということもあって、まだみんな顔が起きてない(笑)

しかも、朝はめちゃくちゃ寒い!!!

みんなダウンなど下に着こんでいる中、防寒着をモンベルのレインコートしか持ってきていなかった僕は半そでTシャツとレインコートの二枚のみ。

しかも車の天窓的なものも全開で風がビュンビュン、正直最初の気合はこの時点で風前の灯火であった。

それでも車を走らせること十数分。

ビッグ5に名を連ねる‟キリン”が目の前に現れた。

これは撮影自分です(笑)

こんな写真を撮ってしまうほどテンション爆上がり。

にしても、野生ってやっぱり迫力が違うなと感じた。

動物園で見るキリンとは一味も二味も違い、サファリ初体験の僕からすると目の前をキリンの群れが歩いているだけで感動ものだった。

これもコバさん撮影です(笑)

なんとて…空が青い!!!

これを皮切りに続々とビッグ5に名を連ねる動物たちが姿を現した。

(撮影コバさん)

なんかこうやってみるとほのぼの写真だなと感じるが、近くで見ると結構ビビる(笑)

この子たちに遊び道具にされると絶対死んじゃう…

ここまで昨日のチーター含め3種のビッグ5を見ることができた。

残り二種。

前情報でビッグ5の‟サイ”に関してケニアサイドでは少し難しいといった情報が耳に入っていた。

結果的に最後までサイだけは見ることができなかった。

では、残る一種のビッグ5はどうだったのか…

しっかり拝むことができました…!

そう、残すビッグ5は‟百獣の王”と銘打たれる【ライオン】だ。

ライオンを目にしたとき、自分の携帯の外カメがポンコツであることなんて気にせず、ひたすら写真を撮った。

その写真がこちらだ。

ライオンは残像拳でも使ってるんですかというぐらいぶれている…

これは僕が興奮のあまり手元がおぼつかなかったわけではない。

理解し難いかもしれないが、カメラのレンズが常に動いているのだ。(笑)

さすがライオンを目の前にして写真を一枚も撮れなかったとなるとへこむが、メンバーの中に一眼隊がいてくれたので写真に関しては何ら問題ない。

しかし、みんなの写真良すぎてネットで拾ってきたもののように錯覚してしまうのが難点である。(笑)

そんな写真がこちらだ。

撮影はあつさんだ。
こちらもあつさん。
引き続きあつさん撮影だ。

いや、改めてみると迫力やばいな!!!!(笑)

いや、本当記録に残してくれる人がいてくれてよかった泣…

もしこれが僕一人での参加だったと考えると、ぞっとする。(笑)

ここからはみんなが撮ってくれた写真を使って出会った動物たちを振り返っていこう。

撮影はあつさん。

こんなシーン、ジブリかNHKでしか見たことない。

撮影あつさん。

もはや、ケニアの観光雑誌で表紙飾れるやろ。

背中に自分以外の血がついているのもまた野生を感じる…

こちらもあつさん撮影。

絶対この先にもののけ姫の‟おっことぬし様”が走ってる…

赤ちゃんが必死についていってる様子も胸キュンポイント!

こちらもあつさんです(笑)

画面の中で見た世界が目の前に広がっているところをまた画面に戻すこの無限ループ。

同じくあつさん撮影。

恐らく最初で最後のシマウマを神と錯覚してしまう瞬間。

後ろの1匹インパラもええ味出しとる・・・

今となっては自分がこの場にいたことがにわかに信じがたいが、この場にいれたことはこの上ない贅沢であったと改めて思う。

生まれて初めて自分の目で見て、肌で感じた野生動物の世界だった。

この旅において、有名な観光地、それこそテレビでよく見る場所にも多く訪れた。

しかし、このツアー以上に目の前にテレビの世界が広がっていると感じたことはなかった。

内容にしても、サイを除くビッグ5のみんなに出会うこともでき満足だ。

タイヤが沼にはまるといった典型的なハプニングもあった(笑)

2日目はこうして盛りだくさんの内容で幕を閉じた。

車を救い出して一枚パシャリ。
中央のだいぶ後ろにゾウ達がいます。

*一応この日元日です。

5.マサイと飛んでツアーの幕引きだ

ツアー最終日、残された行程は‟マサイ族の村訪問”だ。

当然のように朝7時出発。

この村訪問に関してはもともとプランには入っていないかった。

訪問するには追加料金が必要と言われ、最近マサイ族もビジネス色が強くなったと言われていることもあり、満場一致で追加不要となった。

しかし、ツアー出発当日に謎に追加料金不要で村訪問の行程が加わったのだ。

もともと行く気なかった我々は充実した2日目を過ごしたことにより、マサイ族への興味関心が異常なほどに低かった(笑)

それはもう失礼なほどに…(笑)

なんせ朝が早いからね…寒いし…

しかし、駄々をこねて行かないわけにもいかずしっかりみんな揃って村訪問。

すると、想像していた以上に楽しんでいる自分たちがいた。

マサイ族の村に訪問するときは、写真を撮るにしてもお金を払う必要があったり、高いお土産を買わされたりとなにかしらお金を落とす必要があるという認識だったのだが…

なぜか僕たちが訪れたときは写真も無料で撮らせてくれたし、お土産も誰一人として買わなかった。(笑)

こう書くと、僕たちが異常にケチ集団のように聞こえるがそうではない。

本当に異常なほど高いのだ。

ナイロビのお土産屋さんの数倍は平気で吹っ掛けてくる。

ゆえに誰も手を出さない。

最終的に僕たちは全員出費0でマサイ族の村を訪問することができた。

宿の人が裏で手をまわしてくれたのか、単にマサイ族のみんながやさしかったのか。

真相は定かではないが、とりあえずお得なツアーであったなということだ。(笑)

以上が、僕たちの年越しケニアサファリツアーの全容である。

とりあえず、バッバと書き連ねたがあくまでこれは今後自分が読み返して思い出すための記録でもあるので読みづらさを感じてしまったら申し訳ない。

そんな記録もヨーロッパ編が丸々飛んでしまっているので、何とも言えないが…

もちろんヨーロッパ編もなるべく早く書いていきたい(笑)

では今回はこの辺で。

読んでくださりありがとうございました。